今週のトピック

今週の自動車業界は、既存メーカーが得意分野で新型車を相次いで発表する一週間となった。スポーツカーの世界ではポルシェがモータースポーツ参戦用の新型レースカーを追加し、量産EVの世界ではレンジローバーとジェネシスがそれぞれ従来の枠を超えた新型電気自動車を披露した。

一方で、大手だけでなく地域発の新興メーカーの動きも見られた。バージニア州の新興企業Narro Trucksは、施設内利用に特化した電動ユーティリティビークルの出荷を開始し、ニッチ市場での実用EV普及が進んでいることを示した。

🔥 2媒体が報道 ポルシェ、2027年参戦用のエントリーモデルレースカー「911チャレンジ」を発表

ポルシェは、2027年シーズンから世界各地のワンメイクレースに参戦できるエントリーモデルのレースカー「911チャレンジ」を発表した。市販モデルのGT3をベースに508馬力を発生する4.0リッター水平対向6気筒エンジンと7速PDKを搭載し、最高回転数はロードカーと同じ9000rpmに達する。内装は防音材や内張りを取り払い、ロールケージと6点式ハーネス付きシートを装備した。価格は米国向け輸送費込みで27万5000ドルで、2025年発表の上位モデル「911カップ」よりも市販車に近い操作性を持たせている。

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レンジローバー、SUVではない次期EV「レンジローバーGT」の姿を公開

英レンジローバーは、ブランド初となる量産SUV以外の電気自動車「レンジローバーGT」の姿を公開した。地上高を抑えたファストバック風のクーペスタイルが特徴で、バッテリー容量は100kWh級とみられ、最大で約800kmの航続距離に達する可能性がある。内装ではダッシュボード全体を布地で覆ってスピーカーを隠すなど、従来のレンジローバーとは一線を画す新しいデザイン言語を採用したという。英ヘールウッド工場での生産開始は2027年前半を予定し、米国での価格は9万ドル前後、航続距離300マイル以上になる見込みで、SUV一辺倒だった同ブランドのラインアップに新たな方向性を示す一台となる。

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ジェネシス、新フラッグシップ電動SUV「GV90」を発表

現代自動車傘下の高級ブランド、ジェネシスは新たなフラッグシップ電動SUV「GV90」を米サンフランシスコで発表した。全長5.3m・全幅2.0mとジェネシス系列の全ブランドを通じて最大級となる車体に、全長の6割を占める3.2mの長いホイールベースを組み合わせ、前後1基ずつのモーターと専用の電子制御式リミテッドスリップデフを備えるデュアルモーター4WDを搭載する。航続距離は約500km、350kW急速充電で10%から80%まで約22分の充電を可能にする。上級グレード「GV90ネオルン」も用意し、メルセデス・マイバッハなど超高級EVへの対抗を狙っており、米国では2027年初頭の発売を予定している。

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🔥 2媒体が報道 新興EVメーカーNarro Trucks、施設向け電動ユーティリティ車を初出荷

バージニア州パラスキ郡ダブリンを拠点とする新興メーカーNarro Trucksは、大学キャンパスやゴルフ場、公園、公共施設などでの利用を想定した電動ユーティリティビークルの初出荷イベントを開催し、地元パラスキ郡パーク&レクリエーション局に第1号車を納入した。同社にとって初めての正式な製品出荷であり、車両価格は仕様に応じて2万〜4万ドルとされる。イベントには自動車業界や自治体など複数分野から約100人が参加し、実際の車両に試乗する機会も設けられた。大手メーカーが手薄な施設内専用車という隙間市場に、地域発の小規模メーカーが参入した事例として注目を集めている。

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まとめ

今週の動向からは、大手ラグジュアリーブランドが電動化とデザインの両面で従来の枠を超えた挑戦を続けている一方、モータースポーツ向けの内燃機関車両も引き続き開発が進んでいることが見て取れる。また、施設内利用に特化した小型EVのようなニッチ市場でも新興プレイヤーの参入が続いており、自動車の電動化はハイエンドから実務用途まで幅広い層で並行して進んでいる。

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