今週のトピック

今週のドローン業界では、物流分野でのラストワンマイル配送競争が一段と加速した。UberはZiplineへの出資と提携により2029年までに1日100万件のドローン配送という野心的な目標を掲げた一方、Amazonも自社網「Prime Air」を年内に全米約500都市へ拡大すると発表するなど、大手プレイヤーが一斉に配送網の実用化を急いでいる。

消費者向けでは、HoverAirがジンバルカメラとドローンを一体化した新製品「Versa」をクラウドファンディングで発表するなど、携帯性を追求した製品開発も続いている。防衛分野でもElroy Airが米陸軍から追加契約を獲得するなど、商用・軍用双方でドローンの実装フェーズが進んでいる。

🔥 2媒体が報道 🔥 2媒体が報道 ポケットジンバルカメラがドローンに変形する「HoverAir Versa」発表

HoverAirは、手持ちの3軸ジンバルカメラがそのまま自律飛行ドローンに変形する新製品「Versa」をIndiegogoでクラウドファンディング開始した。本体は5.75オンス(163g)、飛行用パーツを追加しても合計230gと軽量ながら、1/1.3インチCMOSセンサーで4K60fps・10bit H-Log撮影に対応し、AIによる自動被写体追尾も搭載する。最大飛行時間は14分。ジンバルモードとドローンモードを1台で兼ねる「2-in-1」設計により、携帯性と空撮性能を両立させた。

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🔥 2媒体が報道 🔥 2媒体が報道 UberとZipline、2029年に1日100万件のドローン配送を目標に提携

配車大手Uberはドローンによる配送を手掛けるZiplineと戦略提携し、2029年末までに米国内で1日100万件のドローン配送達成を目指すと発表した。Uberは同社への戦略出資も行う。まずダラス・フォートワースとヒューストンでUber Eatsのドローン配送を開始し、その後数十都市へ拡大する計画。対象エリアでは注文から5〜10分での配送を掲げ、現在のZiplineの1日あたり配送実績(約4,320件)から231倍の規模拡大が必要になる野心的な目標だ。

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Amazon、ドローン配送「Prime Air」を年内に全米約500都市へ拡大

Amazonは自社ドローン配送「Prime Air」の対象地域を、2026年末までに現在の約6倍にあたる全米約500の都市・町へ拡大すると発表した。現在はアリゾナやフロリダなど7州で展開しているが、今後ジョージアやオハイオ、イリノイなどにも順次サービスを広げる。最大5ポンドの荷物を最短30分で届け、独自の「Detect-and-Avoid」システムが空域を自律監視して安全な飛行を判断する。同社は年間配送数100万件突破を見込んでおり、事業の本格立ち上げ段階に入った。

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Elroy Air、貨物ドローン「Chaparral」で米陸軍から4,605万ドルの追加契約

貨物輸送用の自律ドローンを手掛けるElroy Airは、米陸軍から総額4,605万ドルのPhase III SBIR契約を獲得したと発表した。開発中のハイブリッド電動VTOL機「Chaparral」を、モジュール式の補給任務向けにさらに発展させることが目的で、完了期限は2029年2月。8基のリフトローターで垂直離着陸し、4基のプロペラで巡航するChaparralは、着脱式ポッドで227kg超の貨物を最大724kmの距離まで運搬できる。同社と陸軍の契約はこれで2年連続となる。

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まとめ

今週の動向からは、ドローンが「実験段階」から「日常のインフラ」へと着実に移行していることが読み取れる。UberとAmazonという配送分野の巨人が示す数値目標(1日100万件、500都市)は、いずれも規制対応と機体の量産体制が整いつつあることを前提にしたもので、ラストワンマイル配送の主戦場が実証実験から事業規模の争いへ移ったことを物語っている。

消費者向け製品においても携帯性と撮影性能を両立させる小型化・高機能化が続いており、防衛分野でのElroy Airの受注拡大も含め、ドローン産業全体が商用・軍用双方で着実に実装フェーズへ進んでいる。

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