今週のトピック

今週の自動車業界では、モータースポーツと市販車の両面で新型車の発表が相次いだ。INDYCARが2028年に向けた次世代マシンを公開した一方、中国BYDは若年層向けの急速充電EV「秦Max」の画像を公開し、フォルクスワーゲンは欧州で廉価版EV「ID. Polo」の受注を伸ばすなど、価格帯を問わずEV攻勢が続いている。

北米では、GMが年内投入予定の独自車載AIアシスタントを発表するなど、車両の「頭脳」への投資も本格化している。単なる音声アシスタントにとどまらず、車両データやサービス履歴に基づいたパーソナライズ機能を打ち出す動きが目立った。

🔥 3媒体が報道 NTT INDYCARシリーズ、2028年投入の新型シャシー「IR-28」を発表

INDYCARは2028年シーズンから投入する新型レースカー「IR-28」をDallaraと共同開発したと発表した。2.4L直列ツインターボV6エンジンにハイブリッド機構を組み合わせ、最高760馬力を発揮する。空力設計を刷新してスリップストリームを最適化し追い抜きを促進するほか、軽量な共有ダンパー機構「AXISプラットフォーム」により足回りのチューニング自由度をコストを抑えたまま拡大した。15年間続いた現行車両からの世代交代となる。

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🔥 3媒体が報道 BYD、8月発売の新型EV「秦Max」の画像を公開

中国BYDは8月13日発売予定の新型セダン「秦Max」の画像を公開した。フラッシュ充電技術により10%から97%まで9分で充電可能とされ、160馬力・321馬力の2グレードのモーターを用意。52.9kWhと64.3kWhのブレードバッテリーにより、CLTC基準で最大630kmの航続距離を実現する。屋根上のLiDARを備えた運転支援システム「DiPilot 300」も搭載し、若年層の取り込みを狙う。

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🔥 2媒体が報道 VW、廉価版「ID. Polo」欧州で発売 発売数週間で約2.5万件受注

Volkswagenは37kWhバッテリー搭載の廉価グレード「ID. Polo Trend」の販売を欧州で開始した。価格は2万4,995ユーロ(約29,000ドル)からで、WLTP基準の航続距離は334km。4月末に受注を開始した上位の52kWhバッテリー版と合わせてハッチバック全体で約2.5万件を受注しており、姉妹車のSkoda EpiqやCupra Ravalを含めた累計では7万件を超える。BYDやCheryなど中国勢に押される欧州市場でのVW側の巻き返し策として位置づけられている。

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GM、年内投入の独自車載AIアシスタントを発表

General Motorsは、年内に独自開発の車載AIアシスタントを投入すると発表した。既に展開しているGoogle Geminiベースの音声アシスタントに加える形で、走行データやOnStarの情報により深くアクセスし、予知保全や車両固有の機能に対応する。音声一つで音楽・空調・シート・ドアロックを子供向けに一括設定する「キッズモード」なども構想しており、対話型AIと自社の車両知識・OnStarの知見を組み合わせた独自性を打ち出す。

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まとめ

今週見られた動きから、自動車業界の競争軸が「電動化」から「体験のパーソナライズ」へと広がりつつあることが見えてくる。中国メーカーはEVのハード面(充電速度・室内空間の可変性)で差別化を図る一方、GMのように車載AIというソフト面で独自性を打ち出す動きも出てきた。モータースポーツの世界でも、INDYCARの新型シャシーのように、安全性と観戦体験(追い抜きの増加)を両立させる設計思想が求められている。

来週以降も、各社の車載AI発表やEVの価格・スペック競争が続くとみられ、ハードとソフト両面での差別化戦略に注目したい。

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