今週のトピック

今週の自動車業界では、既存モデルの改良と次世代技術の布石が同時に進んだ。Lucidは主力セダン「Air」の年次改良と、SUV「Gravity」の高性能グレード「GT-S」投入を同時に発表し、価格帯の異なる2つの製品ラインで攻勢をかけている。Genesisの新型フラッグシップSUV「GV90」も含め、ラグジュアリーEV市場では専用パッケージやコーチドアといった見た目の差別化が競争の焦点になりつつある。

一方でGeelyの全固体電池発表は、ハード面での次の一手を示すものだ。航続距離と充電速度を左右するバッテリー技術は中国メーカーを中心に開発競争が激化しており、2027年の量産化に向けた動きが今後も続くとみられる。

🔥 2媒体が報道 🔥 2媒体が報道 Lucid、2027年モデルの「Air」ラインナップを発表 新パッケージ「Stealth」も追加

Lucidは2027年モデルのAirラインナップを発表し、全4グレードで価格を2026年モデルから据え置いたまま販売を継続する。目玉はエントリーグレードのAir Pro向けに新設した「Stealth & Sound Package」(6,250ドル)で、人気の高い19/20インチのステルス仕様ホイールとインフィニット・ブラックなど専用ボディカラーを一つのパッケージにまとめた。最上位のAir Grand Touringは満充電航続距離512マイル(約824km)を維持し、市販EVとして世界最長クラスの座を守っている。

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🔥 2媒体が報道 🔥 2媒体が報道 Lucid、1,070馬力の高性能SUV「Gravity GT-S」を発表

Lucidは同社の3列シート電動SUV「Gravity」の最上位グレード「Gravity GT-S」を発表した。デュアルモーター四輪駆動で最高出力1,070馬力を発生し、0-60mph加速はわずか3.1秒。後輪操舵と適応式3チャンバーエアサスペンションを標準装備するDynamic Handling Packageにより、大型SUVながら俊敏なハンドリングを両立する。最大7人乗車が可能な3列シート構成を保ちつつ、価格は125,900ドルから。米国で最もパワフルな3列SUVとして、モントレー・カーウィークで正式発表された。

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Genesis、新型フラッグシップSUV「GV90」を発表 ロールスロイス風コーチドアを採用

Genesisは新型フラッグシップSUV「GV90」を8月19日、サンフランシスコのパレス・オブ・ファインアーツで発表した。最大の特徴はロールスロイス風の観音開き「コーチドア」で、独自機構「Neolun Arch Gate」によりBピラーを排した開放的な乗降空間を実現している。既存のGV80やG90セダンより上位に位置づけられる新フラッグシップで、車内冷蔵庫や大型デジタルスクリーン、エアサスペンションなど最上級の装備を惜しみなく投入した。

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Geely、全固体電池を2027年に試験導入へ パック単位で500Wh/kg

Geelyは自社開発の全固体電池について、2027年から傘下ブランドの車両で試験導入すると発表した。最上位グレードのパック単位でのエネルギー密度は500Wh/kgに達し、1回の充電で1,000km超の航続距離を可能にするという。2026年中に完成品パックの製造を終え、まず車両に搭載して性能検証を行う計画で、Zeekr・Volvo・Polestar・Lotus・Smartなどグループ全体のブランドに展開される見通し。米化学大手Dowとは幅広い温度域で安定する専用接着剤の開発でも協業している。

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まとめ

今週見られた動きから、自動車業界の競争軸が「電動化」から「体験と性能の差別化」へと広がりつつあることが見えてくる。Lucidが同じAirというセダン1車種の中でも価格帯の異なる訴求(廉価パッケージと最高性能グレード)を同時に展開しているのは象徴的で、単一車種の中でのグレード戦略が重視され始めている。

Genesisのコーチドアのようなデザイン面での差別化と、Geelyの全固体電池のような基礎技術面での投資が並走している点も特徴的で、来週以降もラグジュアリーEV各社のグレード展開とバッテリー技術の進展から目が離せない。

出典